戸建て売却
戸建て売却で上下水道・浄化槽の情報を確認する
戸建ての売却前は、上水道と排水先を分け、図面・工事記録・浄化槽の維持管理記録を整理します。岡山市の公式案内を使い、確認済みの情報と調査が必要な点を分ける手順をまとめます。
公開・内容確認:2026年9月28日 発信:ValueUp岡山
上水道と排水先を別々に確認する
戸建てを売る前は、水が出るかだけでなく、どこから給水し、どこへ排水しているかを資料で整理します。上水道の利用と公共下水道への接続は別の情報です。近隣の家と同じだろうと推測せず、対象の家の図面、請求書、工事記録を探してください。
売却相談のための整理表には、確認日、根拠資料、分からない点、次に確認する相手を書きます。長く空き家だった家や増改築した家は、古い図面が現状を表しているかも確認が必要です。
売却相談用の設備メモを作る
| 区分 | 用意する情報 | 不明なら確認したいこと |
|---|---|---|
| 給水 | 水道の請求書、メーター位置、給水関係の図面 | 図面の対象物件、引込経路、記録と現状の違い |
| 排水 | 下水道・浄化槽等の利用資料、排水工事の記録 | 現状の排水先、接続状況、確認した範囲 |
| 浄化槽 | 型式等の資料、保守点検・清掃・検査の記録 | 管理者、委託先、直近の指摘と対応状況 |
| 不具合 | 漏水・詰まり・におい等の発生日と修理記録 | 原因を確認したか、修理完了か、再発の有無 |
請求書は利用状況を知る手がかりですが、地中の管の状態や将来の工事可否まで証明する資料ではありません。所有者が分かることと、専門の調査が必要なことを分けて仲介会社へ渡しましょう。
岡山市の水道資料は申込条件を確認して取り寄せる
岡山市水道局は、水道管路図と給水装置工事申請書等の閲覧・写しの交付について案内しています。資料の種類と、給水装置の所有者本人かそれ以外かによって、用意する書類が異なります。家の所在地と必要な資料名を整理し、本人確認書類や所有者の同意など、該当する条件を公式案内で確認してください。
売却を頼む仲介会社に資料取得も依頼する場合は、誰が何を取得するかを先に決めます。相続等で名義が変わっているときは、水道局の所有者変更手続きも確認します。水道の使用開始・中止の連絡と、設備の所有者に関する手続きを同じものとして扱わないようにしましょう。
下水道の地図は参考資料として使う
岡山市は公共下水道等の管路台帳をオンラインで公開しています。岡山市地図情報の「都市整備」から下水道管路台帳マップを選ぶ案内があり、管や公共桝の位置等を調べる手がかりになります。ただし、市はこの地図を施設情報の証明ではない参考図として案内しています。
地図に管が描かれていることだけで「この家は接続済み」「追加工事は不要」と説明しないでください。物件の工事資料、現地、必要な窓口確認を合わせ、どこまで確認できたかを売却資料に残します。工事の計画や費用が関わる質問は、窓口や関係業者へ相談しましょう。
浄化槽は維持管理の記録も引き継ぐ
岡山市は、浄化槽を使う人に保守点検・水質検査・清掃が義務づけられていると案内しています。それぞれの記録をまとめ、実施日、委託先、指摘事項、対応した工事を整理してください。「点検済み」の一言で全ての作業が済んでいると説明せず、何の記録かを分けます。
市には浄化槽管理者の変更、使用休止・再開などの届出案内もあります。売却や空き家化の際に必要な手続きを確認し、引渡し後に誰が管理を引き継ぐかを仲介会社と整理します。空き家だから維持管理を自動的にやめてよいと判断せず、現在の使用状態を伝えて相談してください。
分からないことは、確認する担当と期限を決める
相談時は「給水図面あり・排水先は未確認・浄化槽の記録は家族が保管」といった形で、確認状況を具体的に伝えます。買主に説明する前に解決したい項目と、追加調査の範囲や費用を確認しましょう。設備に不具合があった場合は、記録を告知書等の説明資料にも反映させます。