募集・内覧・価格調整
売却用の間取り図で確認したい表記と現況
家を売るために古い間取り図を使うときは、現在の室内と一致しているかを確認します。リフォーム前の壁や収納、別の住戸の図面が混ざったままでは、内覧時の説明が食い違います。岡山市で売却する方向けに、図面を直す前の確認手順を整理します。
公開・内容確認:2026年9月28日 発信:ValueUp岡山
古い図面は、現在の状態と照合してから使う
購入時の販売図面、設計図、リフォーム時の図面があれば、作成年月を確認します。同じ住戸タイプでも左右が反転している場合や、工事前の内容が残っている場合があります。住所・棟・住戸・階数が合っているかを先に照合しましょう。
図面を手に玄関から各室を順に回り、壁、扉、窓、収納、水回りの位置に違いがないか確認します。違いを見つけたら元図を塗り潰さず、コピーに印を付けて写真番号と対応させます。工事の適法性や構造上の問題は、見た目だけでは判断できません。増改築や大きな変更は資料を添えて仲介会社へ相談してください。
現況との照合で見る7項目
- 部屋数:間仕切りを撤去・追加していないか。
- 扉:開く向き、引き戸への変更、出入りできない開口がないか。
- 窓:位置と数、出窓などの形状が合っているか。
- 収納:押入れをクローゼットにした箇所、造作棚の有無。
- 水回り:キッチン、浴室、洗面、トイレの移動や変更。
- 屋外:バルコニー、専用庭、玄関前などの位置と出入り口。
- 方位:方位記号の根拠と、建物・住戸との向きが一致しているか。
不明な設備記号は推測して説明せず、図面の凡例や作成者に確認します。家具を置いたイメージ図がある場合は、家具が売買に含まれるかも別に伝えます。買主が図から受け取る情報と引渡し内容をそろえるためです。
面積の数字が違うときは、測り方と資料名を残す
不動産情報サイト事業者連絡協議会の案内では、中古マンションの専有面積は壁芯面積または内法面積で表示されます。壁芯は壁・柱の中心線、内法は壁の内側を基準にするため、手元の資料で数字が違っていても、直ちにどちらかが誤りとは限りません。
面積を転記するときは「数値/単位/資料名/作成日/測定方法」の欄を付けます。バルコニーや専用庭の面積を専有面積へ足したり、広く見える数値を独自に選んだりしないでください。畳数、納戸・サービスルーム等の表記も、広告に使う基準と根拠を仲介会社に確認します。
室内で測った家具設置用の寸法は、広告の面積とは別の参考情報です。「この幅なら手持ちの家具が必ず入る」と約束せず、柱、巾木、扉の開閉、搬入経路も現地で確認してもらう形にします。
違いを伝えるときは、修正メモを1枚にする
口頭だけでは修正漏れが起こりやすいため、図面に番号を振って次のような形式で渡します。以下は書き方の例で、特定の物件の状況ではありません。
箇所:洋室とリビングの間(図面A)
資料の記載:壁あり
現在の状態:開口部あり、引き戸
確認資料:改修時の図面・室内写真A1
依頼事項:現地確認後に掲載図面を修正してほしい
修正後は差し替え版の日付や版番号を受け取り、広告掲載前に確認します。販売図面、ポータルサイト、紙の案内で旧版が残っていないかも担当者へ確認してください。見つからない資料は、見つかったように扱わず「未確認」として共有します。
図面だけでは伝わらない使い勝手を補う
梁の下がり、天井の高さ、窓からの眺め、室内の段差、扉を開けたときの通路幅は、簡略な間取り図では分かりにくいことがあります。写真や内覧時の確認項目を添え、図面を大きく見せる加工や、重要な柱を消す表現は避けます。
岡山市のマンション・戸建てを売る前には、元図、変更箇所のメモ、写真をまとめて相談すると修正の確認が進めやすくなります。図面がない場合も手描きのメモだけで正式な面積を決めず、資料の探し方と現地確認の方法を仲介会社へ相談してください。